青い西瓜の日々

軸なきブログ

What I Am / Edie Brickell : 微笑む犬は夫婦喧嘩を喰うか?

つい先日ピーナッツモンキー(id:tbtst)さんがサイモンとガーファンクルの『アメリカ』をブログで取り上げて、個人的に盛り上がっていたところに、ポール・サイモンとエディ・ブリケルが夫婦喧嘩で逮捕されたというニュースが入って吃驚した。

 

さて、一体どんな喧嘩だったんだろう。

それぞれがギター片手に歌でなじりあっていたら大変な見ものなんだろうけど、さすがにそんな事は無いだろうね。たぶん単なるどつきあい。ギターで殴りあったかどうかは未だ明らかでない。

 

喧嘩の話はさておき、エディ・ブリケルがポール・サイモンの妻になっていたことをすっかり忘れていた。この人の名前はすっかり聞かなくなってしまったが、1988年にニュー・ボヘミアンズとリリースしたファーストアルバムは当時私の愛聴盤だったのだ。『What I Am』そのアルバムからのヒット曲。

 


Edie Brickell & New Bohemians - What I Am - YouTube 

 

歌詞を訳してみるとなかなかに面白い。「宗教とは犬の微笑み」とか。

いろんな解釈はあるだろうけど、私には議論好きの彼氏に自分の立ち位置を表明している女の子の歌みたいに見える。自分はこういう風に世界を解釈しているんだから、それでいいでしょ?議論終わり!って感じで。

 

最初の歌詞では哲学も宗教もシニカルに扱われているが、次の歌詞では割と真摯なものになっているあたりも興味深い。多分どっちも本音。その時の気持ち次第、議論の流れ次第というところか。どちらも面白いテーマだけど結論出ないよね。

 

What I Am : 歌詞、訳詩、超訳

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京都の西瓜男

実は沖縄の後に京都に数日ばかり寄ったのでした。

妻は以前から京都に行きたいと言っていて、この機会を逃すとあと何年もチャンス無いなあと思い、清水の舞台から飛び降りるつもりで京都行きを決めたのでした。

(そして清水寺には行かなかった。はは。)

 

古い友人夫妻が京都に引っ越しているので、到着早々に一緒にご飯。雰囲気のあるところに連れて行ってもらった。でも、ご飯よりも会話。ここでも近況と昔話と馬鹿話で盛り上がる。

 

残念ながら天気には恵まれず、滞在中はずっと曇り、時々雨という感じ。そして意外に寒くて参った。沖縄みたいにTシャツとサンダルというわけにはいかないのだ。

 

そんな中でものんびりと観光したのだけど、観光都市だけに外国人が多い。特に中国語はいたるところで聞こえてくる。実は沖縄でもそうで、観光スポットでない普通のショッピングエリアでも中国からの人が沢山いて驚いた。

 

ちょっと前は日本人がそういうポジションだったんだろうなあ、でも今お金を持っているのは中国人なんだよなあ、次にこのポジションにつくのはどこの国だろう、なんてとりとめなく考える。

 

さて、京都での写真をいくつか。

 

京都には忍者が居る。きっと。

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野点傘。色も骨組みも素敵。

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骨組みと言えば京都駅。私はこういうのに弱い。

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伏見稲荷大社では一ノ峰まで登った。予想以上にきつくて甘酒で一休み。

ハイヒールで登っている女性もいた。あなたは超人か。

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そこらにある神社も雰囲気があってあなどれぬ。

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おまけ。

日本に行っている間知人に預けていた犬を迎えに行き、久しぶりに散歩。

これですっかり日常に戻った感じ。あー、楽しかった。

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沖縄の西瓜男

久しぶりの更新です。

 

休暇を取って日本に行ってました。

妻と子供二人を連れて7年ぶりに実家へと。

 

親兄妹と遠く離れて暮らしていて、利害関係や変なしがらみがないせいか、家族と会っても楽しい時間しかない。近況と昔話をぽつぽつ話しているだけで、あっという間に時間がたってしまう。甥っ子、姪っ子たちもすっかり大きくなってる。その分私を含めた大人たちはすっかり年を取ってしまっている。でも、全然変わっていない気もする。

 

まあ、とにかく、とても楽しい帰省でした。

ほぼ完璧。

 

唯一の問題は私が病気になってしまったことですね。

日本に行く一週間ほど前から、コホコホという咳が出始めていたんですが、出発直前にはゴホンゴホンに。そして日本へのフライト中に急激に悪化。沖縄に着いた頃にはゴホッ、ゲフウッ、グゥエエエエッと野獣の叫びみたいな感じになっていたので、翌日に病院へと。急性気管支炎と診断されました。

 

抗生物質だけで3種、それに加えて漢方薬やら何やらで合計6つの薬を処方されて、もう薬漬けですよ。でもなかなか良くならない。

 

汚い話で申し訳ないが(一応警告です)、死ぬ思いで咳をして痰を吐くと、いかにも邪悪そうな暗い緑色のものが出てくる。それでも出てくるならまだいいが、痰が切れないと呼吸ができない。

 

一回の痰の量というのはせいぜい10ccくらいなもんじゃないかと思うけど、それで溺れ死ぬような思いをしました。怖いね。

 

旅行の最後には楽にはなってきましたが、それでも咳がやまないので、ドイツに戻ってすぐかかりつけの医者に行ってきました。

日本で貰った薬について一通り説明したら、医者は「その抗生物質は気管支炎に効くもんじゃないよ。なんでそんな薬が処方されたのか理解に苦しむよ」と、別の抗生物質を出してくれましたが、今度こそ効いて欲しいものです。

 

咳の話はもういいや。

沖縄での写真をいくつか上げておきます。

 

偉大でもなんでもない、人類の小さな一歩。私の足。

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魚市場で見つけたテニスボールくらいあるマグロの目玉。

どうやって食うんだろうという話になったら、友人は「そりゃお前、ストローをさしてちゅうちゅうと吸うんだよ」と。嘘つくな。グロ禁止。

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那覇空港近くのビーチに遊びに行ったら、10分おきに飛行機が頭上を飛んで行った。

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沖縄そば。これを食べずに帰るわけにはいかない。あと、豆腐チャンプルーと麩チャンプルーとソーキ汁と刺身とA&Wルートビア。押さえるべきものは押さえた。

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さて、次回はいつ来れるだろうか。

旅行費用ためなきゃね。ふう。

We Must Be Crazy / Milow : ワレ解釈ス

ベルギー人の歌手Milow(ミロウ)は欧州圏では何曲もヒットを出しているが、日米では全然知られていないような気がする。

ここ最近流行っているのは、この"We Must Be Crazy"。

でも日本ではリリースされていないようで邦題が見つかりません。

 


Milow - We Must Be Crazy (Lyric Video) - YouTube

 

例によって、何が歌われているのか気になって訳してみたけども、歌詞の意図するところがピンとこない。訳が下手なだけかもしれないけど。

 

確としたものはどこにも無いんだ、という諦念と哀しみについて歌っているような気がする。寄る辺なき世界。さらに拡大すると諸行無常的世界認識。

全くの的外れな解釈かもしれない。全然自信はない。

 

もっとも、自分がそう解釈すればそれでいいんだよな、とも思う。

だってMilowが私とところにやってきてテーマを説明してくれるなんて事はないだろうし、よしんばそういう機会があったとして、もし彼が「これは美味しい餃子を食べて、最高にハッピーな気持ちで作った人生賛歌だ」なんて言ったら、私は「ああ、そういう事ですか」と了解できるのか。いや、出来まい。(反語)

 

作者の意図のみが正解だという思い込みがどっかにあるんだろうな。

どんな意図を持って作品を作ったか、作者自身も分かってないのかもしれないのにね。

なんてまあ、書いてしまえばつまらないくらい自明の話だとは思うけど。

 

公式のビデオは好きじゃないので、おそらくファンの人が作ったであろうバージョンを貼っておきます。ビデオの中で海岸線を走るところがあって、昔よくドライブした長崎の外海(そとめ)を思い出しました。懐かしいなあ。

 

We Must Be Crazy 歌詞、和訳、超訳

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私を料理に例えると

久しぶりにアクセス解析を眺めてみると、「私を料理に例えると」というキーワードがあった。どうも以前書いたこの記事に辿り着いたみたいだ。

パシフィック・リムを料理に例えると - 青い西瓜の日々

悪いが、あなたの探している情報はそこには無い。

 

それにしても、このキーワード。

妙に気にかかる。

 

理由:

①「自分を料理に例えると」と言う方が検索語としては自然じゃないか?

②自分を料理に例えるというのはちょっと面白い

③わたしを・りょうりに・たとえると、という4・4・5のリズムが良い

つい、「私をスキーに連れてって」を思い出した。ホイチョイ

 

で、私も自分自身を料理に例えたら何になるんだろうと、しばらく考え込んでしまった。

 

高級料理では無い。

でも、ジャンクフードではちょっと哀しい。

家庭料理なら収まりが良さそうだ。

 

でも家庭料理と言っても、その数あまた。

いろんな料理を思い浮かべるが、あれでもない、これでもない。ちょっと違う。

「俺は一体、何料理なんだ...」と深みにはまる。

 

そもそも自分自身を料理に置き換えるというのは非常にアクロバティックな試みに違いない。

考えられるアプローチとしてはこう。

ステップ1:自分の人格および属性を分析する

ステップ2:その分析結果に一番近い料理を選ぶ

 

しかし、そのステップ1でつまづく。

良く考えると、それは「私は何者か?」という問いで、もう哲学の領域だ。

簡単に答えが出るわけない。

 

そして時計を見ると深夜の1時を過ぎている。

私はなぜ、出張先のホテルで、明日も朝から仕事があるというのに、睡眠時間を削って、こんな事に時間を浪費しているのか。

私は何者か ⇒ アホかもしれません

 

まあ、折角なんでとりあえずの結論を出しておくと、私を料理に例えると「豆腐チャンプルー」ですね。

 

Photo: 豆腐チャンプルー by Ayustety 

 

理由は分からないけど、まあそこはフィーリングで。

 

じゃあ、みなさんお休みなさい。

電波の暗き部屋より

調子がでないなあ、と昨日はぼやいていたわけですが、その理由が分かった。

花粉症だ。

 

昨日の午後はくしゃみ連発でした。寒気までして風邪かなと思ったんだけど、大体春ごろにはこうなるのです。私の場合は杉花粉じゃなくて、芝(というかイネ科植物一般)に反応しているらしい。

 

一度皮膚科で花粉アレルギーテストしてもらったら、芝以外にもいくつか反応したんだけど、ドイツ語で言われてもよく分からないので忘れてしまった。

あ、白樺は覚えてる。

アレルギーについて訊かれたら、私は白樺派です、って言おう。

 

というわけで、昨日は本調子ではなかったんだけど、打ち合わせのためにある会社を訪問しました。そこは試験機関で「電波暗室」なるものがある。

「電波」というだけでも今日びあやしい響きがあるのに加えて「暗室」だ。

でも全然あやしい部屋じゃありません。(あたりまえか)

電子機器から発せられる電磁波を測定する施設なのだ。

 

屋外だといろんなところから電波が飛んでくるから正確に測定できない。そこで室内で測定するわけだけど、普通の部屋だと電波が壁に反射しまくってよろしくない。

だから、反射を防ぐために壁一面に電波を吸収する電波吸収体(そのまんま)なる物体が取り付けられている。まあ、専門家ではない私の理解はこんなものです。

 

難しい話はさておき、この電波吸収体が敷き詰められた部屋は非日常的で見ていて楽しいのです。

 

まるで鉛筆の束。これが電波吸収体。

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つい撫でてみたり。

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あくまで電波的な暗室なので、普通に照明をつけて作業します。

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世の中にはいろいろな施設があるもんですね。

電波でお困りの方は一度行ってみるといいかもしれません。ゆんゆん。

やる気が出ない日の写真四枚

今日はなぜかやる気が出ない日で、やるべきことが一向にはかどらない。

内心焦りつつ、半ばあきらめつつ、最近の写真でも貼ることにする。

 

春の小川。さらさら行ってました。

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桜。だよね?

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こちらは林檎の花のつぼみ。

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我が家のウサギ。せっせと芝刈り中。

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さあ、これから本気だすか。

まずはコーヒー...