青い西瓜の日々

軸なきブログ

ドッグ・セミナーに参加してきた (その3)

シリーズ最終回。ドッグ・セミナー二日目の内容です。

 

■セッション3:確実に呼び戻す

これは参加者全員がかなり苦労したセッションです。トレーナー曰く、犬に10回「来い!」と言ったら10回戻ってくるようにしないといけない。8回でも9回でもダメ、10回だよ!

レーニング方法は犬に長ーいリード(5m程度)をつけて、一人がオヤツをひたすら犬に与えます。そしてもう一人(あなた)は3-4mほど離れたゴール地点から犬を呼ぶわけです。

オヤツがなければ素直にコマンドも聞くでしょうが、参加犬すべてオヤツに夢中でそう簡単には戻ってきません。ちなみにオヤツは細かく切ったハムでした。

手順はこんな感じ。

①ゴール地点にて、朗らかなトーンで「来い!」とコマンドを出す。

②無視されたら例の「シーッ!」という音を出して注意喚起。

③それでもダメなら犬の近くによって「シーッ!」と言いながら脇腹あたりをつつき、さらに注意喚起を行ってから、ゴール地点に向かいつつ、「来い!」というコマンドを出す。

④それでも犬がオヤツから離れないときは、犬の前に立ちはだかり(犬と、犬を魅了するものの間に体を入れるわけです。)2-3歩進む。犬が後ずさったら、またゴール地点に向かいつつ、「来い!」というコマンドを出す。

⑤注意喚起の際に犬がどこかに逃れようとする場合にはリードを踏みつけて犬が動けないようにする。そのためのリードです。しかしリードを使って犬をゴール地点まで引っ張ってはいけない。引っ張っても犬は何も学ばないとの事。

⑥上記を繰り返し、ゴール地点まで犬を連れてきて、お座りさせれば終了。

これがなかなかうまくいかない。参加者はみんな上記の①-⑥をフルコースでやるはめになりました。途中で飼い主があきらめると、はたから見てて判るんですよね。あー集中力なくなったな、とか。トレーナー曰く、犬は間違いなくそれを感じ取りコマンドを無視すると。だからあきらめずに最後までやりとおせという事でした。このセッションは一人10分くらいですが、くたびれましたよ。

 

■セッション4: 散歩中、あえて前に行かせて、呼び戻す

これはセッション2と3の複合トレーニングという感じ。やはり長いリードを使います。犬と一緒に歩きながら「OK!」と声をかけて手振りでサインを出し、犬を前に歩かせます。しばらく歩いたところで「来い!」とコマンドを出す。手順はセッション3と同じ。犬が戻ってきたらセッション2でやったように前に出ないように合図を出し、しばらく一緒にあるく。それからまた前に行かせて呼び戻す、の繰り返し。

 

セミナー後、数日トレーニングをやっていますが、正直言ってまだまだ先は長いですね。トレーナー曰く、一歳半になるうちの犬はまさに今反抗期なんだそうです。そのせいか、トレーニング中にへそを曲げることもしばしば。でも散歩に関しては効果(リードをひっぱらない)がそれなりに出てきているので、あきらめずに頑張ります。

もしかしたら本セミナー後のフォローアップ・セミナーにも参加するかもしれません。今回習ったことってのはおそらく基本中の基本くらいで、もう少し応用編もやりたいですしね。

 

犬に躾やらトレーニングやら人間のエゴを押しつけて可哀想という人もいるようですが、ペットを飼う時点でそれは人間のエゴだと思います。ならばエゴをまっとうして、犬をきちんと人間の生活環境に順応させ、犬も人間も幸せに暮らせるようにするべきだと思います。

 

犬との生活って、なかなかいいもんですよね...