青い西瓜の日々

軸なきブログ

パシフィック・リムを料理に例えると

パシフィック・リムの賛否両論振りが面白いので、もう一回だけパシフィック・リムに関するネタで。

 

Togetter:なぜか荒れる「パシフィック・リム」面白いvsつまらない

 

肯定派の意見も否定派の意見もよく判ります。(私は肯定派ですが)

 

料理に例えるならば、「パシフィック・リム」は上等の肉を使ったステーキなんですが、前菜も付け合せもデザートも無い。

あっても申し訳程度のものです。でかい皿の真ん中に分厚いステーキだけがどんと置かれている感じ。

 

そうなってしまったのは「俺は最高のステーキを焼きたいんだ。それだけ食べてくれればいいんだ。」という監督の意図と、実際のところ前菜や付け合せやデザートに手間暇かける時間がなかったという台所事情があるように思います。

 

美味しい肉だけ食べれればあとはどうでもいい、というお客はそれで満足するし、

料理というのはそれだけじゃないだろっ、てお客は駄目出しをする。

500gのステーキだけを食えと言われても途中でうんざりするよ、と。

 

つまるところは料理に関する認識と嗜好の違いに起因する話で、肯定派と否定派がいくら議論を重ねたって着地点は無いでしょうね。

 

まあ、これだけの議論を提供する映画なので、続編は作らずにあえてカルト映画としての地位を確立した方がいいんじゃないでしょうか。

今度デル・トロ監督に会ったら、そう提案しておこう。