SONY CHFカセットテープをシースルーに改造する方法
私が購読している二つのブログでカセットテープについての記事が。
懐かしいね。カセットテープ。
音楽にハマり始めた小学校高学年の頃に重宝したのはなんといってもカセットテープで、とりわけSONYのCHFカセットテープが好きでした。
70年代末の頃ですが、CHFは当時としては珍しい半透明のカセットハーフ(カセットテープの外殻)を採用していて、ちょっとだけ透けて見えるのがカッコ良かったのです。
ただ、カセットに貼られているラベルやカセット内の黒いスリップシートのために折角の半透明ハーフが生きてこない。
そこで私は思ったのです。
「もっと激しく、もっとシースルーに!!」と。(注:カセットの話です)
で、改造を施したわけですよ。
まずカセットの内部構成を。ざっくりこんな感じ。
一番上からカセットハーフ、スリップシート、テープです。
ガイドローラーやテープパッドは描くのが面倒なんで省略。
そしてシースルー化の手順はこう。
①カセットのネジ5つを外してカセットを分解。
②カセットハーフからラベルを剥がす。これが実は一番手間。ドライヤーで熱したり、お湯をかけながらやるとうまくいくかも。
③カセット内部の黒いスリップシートを二枚とも除去
④注意深く全てを組み立て直しておしまい
もはや現物が手元にないので(あるわけない)完成品をお見せできないのが残念。
初めて出来たときは嬉しくて、兄貴や友達に自慢したものです。
その後私はシースルー職人として数本の作品を手がけましたが、ほどなくしてAXIA等のまっとうな、透明度の高いシースルーカセットがいくつも発売されたので、このシースルー化技術が日の目を見ることはなくなってしまったのです。
しかし。
ここでこうして後世に技術を伝えることが出来て私は嬉しい。
あやうくロストテクノロジー化するところだったぜ。ふう。