電波の暗き部屋より
調子がでないなあ、と昨日はぼやいていたわけですが、その理由が分かった。
花粉症だ。
昨日の午後はくしゃみ連発でした。寒気までして風邪かなと思ったんだけど、大体春ごろにはこうなるのです。私の場合は杉花粉じゃなくて、芝(というかイネ科植物一般)に反応しているらしい。
一度皮膚科で花粉アレルギーテストしてもらったら、芝以外にもいくつか反応したんだけど、ドイツ語で言われてもよく分からないので忘れてしまった。
あ、白樺は覚えてる。
アレルギーについて訊かれたら、私は白樺派です、って言おう。
というわけで、昨日は本調子ではなかったんだけど、打ち合わせのためにある会社を訪問しました。そこは試験機関で「電波暗室」なるものがある。
「電波」というだけでも今日びあやしい響きがあるのに加えて「暗室」だ。
でも全然あやしい部屋じゃありません。(あたりまえか)
電子機器から発せられる電磁波を測定する施設なのだ。
屋外だといろんなところから電波が飛んでくるから正確に測定できない。そこで室内で測定するわけだけど、普通の部屋だと電波が壁に反射しまくってよろしくない。
だから、反射を防ぐために壁一面に電波を吸収する電波吸収体(そのまんま)なる物体が取り付けられている。まあ、専門家ではない私の理解はこんなものです。
難しい話はさておき、この電波吸収体が敷き詰められた部屋は非日常的で見ていて楽しいのです。
まるで鉛筆の束。これが電波吸収体。
つい撫でてみたり。
あくまで電波的な暗室なので、普通に照明をつけて作業します。
世の中にはいろいろな施設があるもんですね。
電波でお困りの方は一度行ってみるといいかもしれません。ゆんゆん。