青い西瓜の日々

軸なきブログ

Perfidia / Phillis Dillon : 浮気なあなたにさようなら

フィリス・ディロンの1967年の曲『パーフィディア』です。

このあたりの古いスカ、ロックステディ、レゲエ(と分類はされていても根は一緒なんで皆似通っている)が私は好きなのですが、これは特に大好きな一曲なのです。

 


Phyllis Dillon - Perfidia - YouTube

 

歌詞を訳してみると、恋人の不実を嘆き、別れを決める歌です。曲調から、ほんわかとしたラブソングを想像していましたが全然違いました。悲しい歌詞ではあるのですが、スカ・ロックステディの「んちゃ、んちゃ」というリズムとフィリスのボーカルのおかげで、ややしっとり、でも割とお気楽な感じに仕上がっています。大変だけどこの調子ならじきに立ち直るよな、ドンマイ、ドンマイ、という感じです。

 

もともとスタンダードの曲で、Youtubeで探すと色んな人がいろんな風に歌っていて面白いです。なんとベンチャーズの演奏もありました。

 

それにしても不実なんて書くとちょっと古臭い感じがしますね。少なくとも日常で使う言葉ではないでしょう。今なら浮気とか二股とか言うのでしょうが、それだとカジュアルすぎて詩にはそぐわない気がします。なんてことを考えていると訳詩だってなかなか手間がかかるものです。面白いですが。

 

Perfidia: 歌詞、和訳、超訳

 

私の心は

あなたの不実に泣き叫ぶ

生涯の恋人が

他の誰かに抱かれていたのだから

 

あなたの瞳に

その裏切りを見る

すぐに忘れてしまいそうな愛の約束

あなたは他の誰かに夢中

 

私の夢は悲嘆とともに

途切れたメロディーのように消えていく

方や愛の神々は私たちを見下ろし笑う

人間とはなんとロマンティックで愚かなのだろうと

 

今はもう、私の愛はあなたへのものでは無い

だからそれを取り返す、ため息をつきながら

さようなら、不実なあなた

 

私の夢は悲嘆とともに

途切れたメロディーのように消えていく

方や愛の神々は私たちを見下ろし笑う

人間とはなんとロマンティックで愚かなのだろうと

 

今はもう、私の愛はあなたへのものでは無い

だからそれを取り返す、ため息をつきながら

さようなら、不実なあなた

さようなら、さようなら 

 

 

原詩: 

To you
My heart cries out "Perfidia"
For I find you, the love of my life
In somebody else's arms

Your eyes are echoing "Perfidia"
Forgetful of the promise of love
You're sharing another's charms

With a sad lament my dreams are faded like a broken melody
While the gods of love look down and laugh
At what romantic fools we mortals be

And now
I know my love was not for you
And so I take it back with a sigh
Perfidious one Goodbye

With a sad lament my dreams are faded like a broken melody
While the gods of love look down and laugh
At what romantic fools we mortals be

And now
I know my love was not for you
And so I take it back with a sigh
Perfidious one Goodbye
Goodbye
Goodbye