ラウンドアバウトのすゝめ
■「信号いらず丸い交差点、日本に定着するか?」(読売オンライン)
この丸い交差点を英語でラウンドアバウトと言うんですが、私が生涯で初めてラウンドアバウトを走ったのは出張で行ったイギリスだったと記憶しています。90年代後半の話ですが、イギリスにはあちこちにあったので、当時すでにかなり普及していたはずです。
ドイツでも2000年あたりから非常に増えてきた感がありますね。ちなみにドイツ語ではKreisverkehr (クライスフェアケア)と言います。
交通量の少ないところでは流れが滞らないので非常にいいんですよ。最初は、特に環の中に入るときは、ちょっと怖いけど慣れれば余裕です。縄跳びに入るタイミングを見計らうより簡単。
まあ設置する場所さえ間違えなければ、 信号は要らないし、ドライバーのストレスは軽減されるし、というわけで基本的に私はラウンドアバウトが好きなのです。
でも、これは無いだろうというのもあって、それはフランス、パリの凱旋門の周囲を走るラウンドアバウト。
もうね、ラッシュアワーの時なんかカオスですよ。
だって、ラウンドアバウト内に車線が何本もあるんですよ。
流れに身を任せるまま、どんどん内部に入り込んでしまい、出るに出られず、もう何年もラウンドアバウト内をさまよっている車がいるとかいないとか。いや、もちろんいませんけどね。
でもそれくらいハマると悲惨なラウンドアバウトに間違いありません。
日本でも徐々に普及するような気がしますが、設置場所にはくれぐれもご注意を。