青い西瓜の日々

軸なきブログ

忍者見習い

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私の息子(小学生)は忍者に憧れています。いつか忍者になりたいと考えているようです。
彼はNarutoのファンなので、表舞台で大手を振って活躍し、超人的な能力を有し、チャクラを操るというのが彼の持つ忍者像なのです。

ちなみにドイツでもNarutoは人気があり、ドイツ語版の単行本は売られているし、ドイツ語吹き替えでアニメも放映されています。ただ、登場人物の名前はドイツ語の発音に従い、Sakuraはザクラだし、Sasukeはザズケだし、Jiraiyaはイライヤなので、ちょっとずっこけますが。

そんな息子が忍者に関して質問を繰り出してきたわけですが、その時の私との一問一答はこんな感じ。

息子「忍者って本当にいたんでしょ?」
私「いたとも。」
息子「手裏剣を使ってたんでしょ。」
私「そのとおり。」
息子「火を吹いたんでしょ?」
私「どちらかと言えばそれは大道芸人の方が得意だったんじゃないかな。」
息子「10メートルくらい飛び上がれたんでしょ?」
私「うーん、2メートルの壁くらいならよじ登れただろうね。」
息子「影分身ってのは、」
私「ないよ。」
息子「写輪眼は、」
私「ないよ。」
息子「白眼、」
私「ないよ。」
息子「......」

息子もNarutoの世界が虚構だというのは十分わかっていますが、忍者は実在したという一点で、もしかしたら忍者というのは本当に超人的だったのかもと考えていたようです。(私も子供の頃はそう思っていたしな。)


一問一答のあとは多少失望したような顔つきでしたが、それからも熱心に忍者ごっこで遊んでいるので、忍者熱はまだまだ冷めていないようです。

ちなみにWikipediaには忍者の遁術についてのまとめがあり、これを見る限りやはり虚構と現実の違いはしっかり見極めるべきだと思いました。

その一部を抜粋してみましょう。
木遁 - 木を利用。(例)立てかけてある材木を倒す。
草遁 - 草を利用。(例)草を結んでつまずかせる。
火遁 - 火を利用。(例)火事を起こす。
土遁 - 土を利用。(例)相手に土をかける。
屋遁 - 建物を利用。(例)床下に逃げ込む。
金遁 - お金を利用。(例)お金を巻いて、追手が拾っている間に逃げる。
石遁 - 石を利用。(例)相手に石をぶつける。
水遁 - 水を利用。(例)水音を立てて相手の注意をそらす。


現実はこんなにもセコい。「木遁の術!」とか叫びながら材木を倒す主人公の少年漫画ならちょっと見てみたい気もするけど。

ニンニン。