卒業アルバムに見る女の直感
先日本棚の整理をしていると、妻が私の高校時代の卒業アルバムを発見。 本棚整理もそっちのけで、しばらく二人でそのアルバムを眺めてました。
高校時代の私はアゴのラインがシャープな細面で、自分の目から見ても「誰コレ?」って感じで、二人で大笑い。まあ、四半世紀も前の話ですからね。
そんなふうに写真を見ながら盛り上がっていると、妻がおもむろに
「で、どの女の子が好きだったのよ?」
と訊いてくるので、ニヤリと笑みを浮かべながら
「当ててみな」
と私。
10クラスもあるんですよ。女生徒の数だって、かなりのものです。ぜったい、ぜーったい、当たるわけない。
妻はページをぱらぱらとめくって、うーんと言いながら「このコだわ」と指差した写真は、まさに私が淡い思いを寄せていたその人ではないですか。
一発必中。
ゴルゴ13かと。
ちなみにそのコは別のクラスで、特に目立つ顔立ちをしているわけでもなく、私が何かアルバムにマーキングしていたわけでもありません。(まあ、普通しないよね。) なぜ、手がかり無しにここまで正確に射抜けるのか...
びっくりして
「何で判ったのさ」と聴くと、
今度は妻がニヤリと笑みを浮かべながら
「凄いでしょ」
と一言。
その時私は、この直感の前にはとても悪いコトなんてできないだろうな、と観念したのでありました。
あなおそろしや...
*旧ブログからの再投稿です。