電王戦について
門外漢ながらコンピューター対プロ棋士の電王戦が盛りがっている事くらいは知ってました。
電王戦と聞いて浮かぶイメージはこんなもの。
でも私も理系の端くれとして、コンピューターの背後には沢山の人々が居ることくらい判ります。
アルゴリズム開発やデータベース構築する人々など数十人はいるんじゃないでしょうか。
コンピューターとしても背負っているものがあるわけですよ。
「みんなの血と汗と涙に報いるためにも、この勝負...負けられねえッ!」
という感じでしょうか。
こうなると棋士だって辛い。コンピューターの背後に多くの人々の情念が見えるわけですから。
そんな中で哭きの竜みたいなことを言われたら、もう勝ち目はありません。
今回はコンピューター側の勝利に終わったとの事ですが、それでも棋士達の価値が減じる事は無いですよね。
金メダル級の100m走者でも、車はおろか野うさぎにだって速さでは勝てません。
それでも彼らは人々を熱狂させ、畏敬の対象となります。
なぜなら彼らは人間の能力の高みや限界を見せてくれるから。
将棋だって同じだと思います。
追記
電脳戦って書いてしまってたので修正。